新総理の所信表明としては普通のものという印象です。
「はじめに」と「むすび」の間に経済や外交など10項目にわたって目指すところを述べたものですから、総花的にならざるを得ませんが、これまでの総理の所信表明とは何かが違うと瞠目させられるものはありませんでした。
むろん目標や理想像を掲げたものですから、語られる内容は素晴らしく特に非難すべきところはありません。
ただ、日本保守党の代表として見ると、経済復興を言いながら減税に重きを置かないことには大いに不満を覚えます。
また日本文化と国民生活に深刻な影響を与えかねない外国人問題(激増する帰化および永住外国人)に関して、総量規制を含む抜本的な見直しをするという強い言葉がなかったことにも失望しました。
さらに、北朝鮮拉致問題に関する文言も従来の定型文をなぞったものであり、中国の軍事的恫喝および経済侵略に対して踏み込んだ発言がなったことも残念でした。
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